パンピーです。


by kilsh

カテゴリ:笑える出来事( 1 )

昨日はよく眠れなかった。
普段ならこんな事ありえないのに。
結局は俺もクリスマスの肩書きに揺られる男だったんだと自覚する。

朝シャワーを浴びるのは日課だが、
いつもは2回ほど髪を洗うが、今日は何故か念入りに3回洗ってみたりする。

シャワーを浴び終えると、少し湿った髪の毛にワックスをつけ、ドライヤーで髪型を整える。
ちょっと気合を入れようと思っても上手く決まらない。
結局普段と同じ髪型で落ち着いた。

待ち合わせは午後1時。
少し早い気もするが、その分一緒にいられる。

待ち合わせ時間より少し早めに来たのに、
彼女は寒そうな手をこすり合わせながら既に待っていた。

俺を見つけると、彼女は嬉しそうにちっちゃく手を振ってきた。
それに俺は苦笑しながらも、照れながら軽く手を上げる。

今日の彼女は少し大人びて見えた。
化粧や服もそうなのだが、聖なる日ということでそう感じてしまうのだろうか。

少し小洒落た喫茶店で軽く昼食を取る。

その後のショッピングでは、あまり買い物をしない。
夜の事を考えると荷物を増やすのは躊躇われた。

夕食では前もって予約していた夜景が綺麗に見えるレストラン。
ライトは暗めにされていて、ロウソクが灯され神秘的な雰囲気。

お互いに少量のワインが注がれたグラスを傾け、カチンと触れ合う。
「二人の出会いに 乾杯」

そこで俺は用意していたクリスマスプレゼントを取り出す。
少ない財産を搾り出して買った指輪だ。
そのまま彼女の手を取った。
少し迷ったが、思い切って左薬指に指輪をはめてあげる。
彼女は少しぽーっとしていたが、
すぐに嬉しそうな顔をして指輪がはまった手を眺めた。

彼女も同じ事を考えていたのか、指輪を取り出して俺の薬指にはめてくれた。
凄く照れくさくて、ワインを一気に飲み干した。

レストランを出る頃には雪が降っていた。
寒い、という彼女にそっと手を差し伸べる。
手を繋ぎながら、綺麗にライトアップされたクリスマスツリーを見上げる。

彼女がぽそっとつぶやいた。
「来年もまた来ようね」

イルミネーションで輝く道。

その光に照らされた彼女はものすごく美しく見えた。








(;´Д`) 死ぬ
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by kilsh | 2005-11-17 00:15 | 笑える出来事